映画「シャイロックの子供たち」感想

ウサ田は思ったね。「阿部サダヲのスピード感が気持ちいい」。
いや~、テンポ速めの軽快なロックを聴いているような、この絶妙なスピード感!それに合わせて自由自在に歌う阿部サダヲ!ってカンジの、ストレスフリー爽快コメディだったよ!
それにね、他の登場人物もキャラが立ってる!みんなスーツや制服だし同じような色彩だから誰が誰だかと思いきや、すごいのよ、それぞれの性格付けが。だから立ち位置もすぐに飲み込めるし、役者だねえ~!!
ところどころに散りばめられているコントみたいなやりとりも、とにかくいいのよ、テンポが。早すぎて理解するのに時間が掛かるとか、モタついて集中力が切れるとかいうことは一切なく、スッスッと脳みそが状況を理解していく気持ち良さ。細かいアハ体験のジェットコースター!脳みそがワクワクすっぞ!
あとね、同じタイミングで沸き起こる観客の笑い声。このささやかな一体感。映画館って、やっぱりいいな~~!
そして、エンディングで流れる歌!いきなり心をぐしゃりと掴んでくるような、沁みるんだ~これが…誰?と思いながら聴いてたら、エレファントカシマシか~!なるほどね~!ロックだぜ~!ロックみたいなノリの映画にピッタリだったよ!シャイロックだけに「ロック」?まさかね…。
面白かったよ!観終わった後、脳みそが「いい仕事した~」て言いそうな、ドキドキワクワク楽しい時間をありがとうって言いたくなるような映画だった~!

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